研究科長あいさつ

人間発達学研究科長

山本 理絵
Yamamoto Rie

人間発達学の創造と地域とのパートナーシップの形成

人間発達学研究科は、2011年4月に、博士後期課程を設置するとともに 、従来の修士課程の教授陣を大幅に拡充して新たにスタートしました。

教育と社会福祉に対する公的責任の戦後構造が大きく転換しつつあるなか、諸々の改革は、子ども、障害者、高齢者とその家族など、当事者の人権や生涯にわたる発達と尊厳を等しく保障できているのでしょうか。いま、学校教育や保育の分野では、福祉や医療のアイディアが活かされ、社会福祉の分野では人間の尊厳をかけた「発達」概念の捉え直しと新たな可能性が探求されています。教育と社会福祉の最前線で進行しているクロス化現象あるいは両分野における協働の実践は、従来の教育学や社会福祉学のあり方について、その根本から問い直しをせまっています。
私たちは、「格差社会」から「成熟した共生社会」への移行期における子どもとおとなの発達の危機の課題に立ち向かい、教育学、心理学、保育学など教育学系のスタッフと、社会福祉学、医学、経済学、社会学、法学など社会福祉学系のスタッフの協働を土台にして、地域における教育と社会福祉の諸機関とのパートナーシップを形成しながら、人間発達学の創造をめざしています。

教育と社会福祉についてもっと深く学んでみたいと思っている学生の皆さん!
現職の教員やソーシャルワーカー等、社会人でより高度な専門職業人をめざしている皆さん!新しい博士前期課程(修士課程)で一緒に学んでみませんか。
修士課程院生、そしてすでに大学等で教育研究に従事しこれまでの研究成果を博士論文にまとめようとされている研究者の皆さん!博士後期課程は、あなたの挑戦を待っています。

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